バンテンの仏教寺院
旧バンテン(Banten Lama)には、仏教寺院まであるのご存知ですか?
私もはじめて聞いた時には耳を疑いました。
周りはイスラムの人ばかりの地域です。ジャカルタよりもその割合は絶対に多い。
そんな中で、「Vihara=仏教寺院」一体なんのことやら。。。
でも本当にあったんです。それもかなり歴史ある古いものとのこと。
今回も2013年撮影時の写真でご紹介しますね。

”Vihara Avalokitesvara"
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門をくぐると、どどーん。。。
そこは中国?沖縄??
インドネシアとは思えない・・・💦
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お堂の中は、キンピカ✨
中国式の仏教寺院なので、日本のお寺とはちょっと趣が違っています。
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果物やらお菓子やら、山ほどのお供物の中で、黄色い紙が山積みに。お金の代わりの意味があるのだそうでした💸
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ふっっといお線香も中国式。
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いくつかの小部屋があり、それぞれ仏さまが鎮座していらっしゃいました。その前で長いお線香を持ち座ってお祈りを捧げるのも、中国式。
入り口のラーメンマーク🍥?も中国っぽいwww
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裏側には広いお庭があって、静かな憩いの場所になっています。
奥の方には小さな小部屋がいくつもあり、お参りに来る人のための宿泊所とのことでした。
遠くからお参りに来る人もいるのかな・・・。このような広い庭園はこの辺りには珍しく、信徒の方々の憩いの場となっているのではないかと想像。
近くのクラカタウ火山が1883年大噴火を起こした時には大きな被害があったと思われるエリアですが、ここの寺院に逃げ込んだ人々は幸いにも難を逃れたという言い伝えもあるようで、大きな壁画を見ることができます👀
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またこの寺院のすぐそばにはこんな遺跡も。
スペルウィック要塞(Benteng Speelwijk)🌟

この辺りは海岸からすぐ近くのため、
オランダ統治時代の1684年に築かれた要塞の跡。
当時のバンテンの港は胡椒などの交易で栄える賑やかな港だったよう⚓️
そんな港そばの要塞は東アジア・オランダ領を統治していた知事にちなみ名付けられたとか。ちなみにこの要塞の建設時には地元の中華系移民が沢山従事したと言われているそうです。向かいが仏教寺院なのもそうしたことがあったんですかねー。

あれれ?バイクで走行ですか??
どうやら、この辺りも最近は綺麗な公園のように少し整備されていて、地元の憩いの場となっているようです。
でもインドネシアあるあるなのですが、バイクや車の駐車料金などで地元民とトラブルがあったりもするようです。以前もそんな話があったのですが、最近の現地の方の書き込みでもそんな話が記載されています😢
周辺は地元の人たちの生活の場でもあるので、一般の駐車料金以上のものを請求される場合があります。旧バンテン地域一帯に言えることですが、行かれる際は言葉の問題がない運転手さんやガイドさんといかれることをお勧めします💦